近年、スポーツ医科学や栄養学、リハビリなどが飛躍的に進歩し、サッカーにおける選手生命が伸びています。
それにより、35歳を超えたベテラン選手でもワールドカップのような最高峰の戦いで、活躍することが珍しくなくなりました。
特に、サッカー強豪国は若手からベテランまで幅広く揃え、バランスの取れたチーム作りをしてきます。
そこで、カタールW杯で活躍した35歳以上のベテラン8人を紹介いたします。
ダニエウ・アウベス
項目 | 詳細 |
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名前 | ダニエウ・アウヴェス・ダ・シウヴァ(Daniel Alves da Silva) |
生年月日 | 1983年5月6日 ※カタール大会時の年齢:39歳 |
クラブチーム | UNAMプーマス (メキシコ) |
国籍 | ブラジル、スペイン |
W杯出場回数 | 3回(2010,2014,2022年) |
代表キャップ数 | 126試合 |
特記事項 | 2021年の東京オリンピックにオーバーエイジとして参加。金メダルを獲得。 |
バルセロナやユベントス、パリ・サンジェルマンなどのビッグクラブで長く活躍した経験豊富なベテラン選手。
過去8回、世界年間ベストイレブンに選出されたことがあります。
ピーク時には「世界最高のサイドバック」として評価されていました。
身長172㎝と小柄ながらフィジカルが強く、当たり負けしません。
攻守ともにクオリティが高く、万能型の選手。
2022年は戦いの場をメキシコに移したもののブラジル代表に選ばれ、カタールW杯では2試合に出場しました。
ブラジル代表の精神的支柱として、2022年ワールドカップで活躍。
ペペ
項目 | 詳細 |
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名前 | ケープレル・ラヴェラン・リマ・フェレイラ(Képler Laveran Lima Ferreira) 通称:ぺぺ |
生年月日 | 1983年2月26日 ※カタール大会時の年齢:39歳 |
クラブチーム | FCポルト (ポルトガル) |
国籍 | ポルトガル、ブラジル |
W杯出場回数 | 4回(2010,2014,2018,2022年) |
代表キャップ数 | 132試合 |
特記事項 | レアル・マドリードで10年間プレイ。 |
高いテクニックとポジションセンスが光り、抜群の身体能力を誇るセンターバック。
しかしながら、若い頃は悪質なファールや、試合中での暴力行為などが目立ち、感情のコントロールが出来なかったのが玉に瑕(たまにきず)。
ところが、歳を重ねるこどにプレーがクリーンになっていき、不用意なファールが減りました。
センターバッグながら積極的な攻撃参加が持ち味で、カタールW杯でも39歳で得点を決め(決勝トーナメント史上、最年長ゴール)話題になりました。
チアゴ・シウバ
項目 | 詳細 |
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名前 | チアゴ・エミリアーノ・ダ・シウヴァ(Thiago Emiliano da Silva) |
生年月日 | 1984年9月22日 ※カタール大会時の年齢:38歳 |
クラブチーム | チェルシーFC (イングランド) |
国籍 | ブラジル、フランス |
W杯出場回数 | 4回(2010,2014,2018,2022年) |
代表キャップ数 | 113試合 |
特記事項 | 大器晩成型のディフェンダー。 |
ピーク時には「世界最高のセンターバック」として評価されたチアゴ・シウバ。
戦術理解力の高さ、統率力、フィジカル、足もとの技術、全てがワールドクラス。
38歳で「チェルシー」と「ブラジル代表」の主力として両チームを牽引。
ルカ・モドリッチ
項目 | 詳細 |
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名前 | ルカ・モドリッチ(Luka Modrić) |
生年月日 | 1985年9月9日 ※カタール大会時の年齢:37歳 |
クラブチーム | レアル・マドリード (スペイン) |
国籍 | クロアチア |
W杯出場回数 | 4回(2006,2014,2018,2022年) |
代表キャップ数 | 159試合 |
特記事項 | 2018年にバロンドール受章。 |
2022年カタールW杯ベスト8をかけた戦いで日本が対戦したクロアチア代表のキャプテン。
天才的なゲームメイク能力とテクニックを持つ、レアル・マドリードの中心選手。
サッカー界を代表するスター選手にも関わらず、泥臭い献身的なプレーもできます。
クリスティアーノ・ロナウド
項目 | 詳細 |
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名前 | クリスティアーノ・ロナウド・ドス・サントス・アヴェイロ(Cristiano Ronaldo dos Santos Aveiro) |
生年月日 | 1985年2月5日 ※カタール大会時の年齢:37歳 |
クラブチーム | 無所属 |
国籍 | ポルトガル |
W杯出場回数 | 5回(2006,2010,2014,2018,2022) |
代表キャップ数 | 196試合 |
特記事項 | バロンドールを5度受賞。 |
言わずと知れたスーパー・スターであるクリスティアーノ・ロナウド。
世界最高のサッカー選手の1人です。
しかしながら、カタール大会ではチームの和を乱す言動があったと多数のメディアが報道。
2022年まで所属していたマンチェスターユナイテッドでも、ワガママな振る舞いを見せており、“老害化”しているようにも感じます。
長友佑都
項目 | 詳細 |
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名前 | 長友佑都(ながとも ゆうと) |
生年月日 | 1986年9月12日 ※カタール大会時の年齢:36歳 |
クラブチーム | FC東京 (日本) |
国籍 | 日本 |
W杯出場回数 | 4回(2010,2014,2018,2022年) |
代表キャップ数 | 142試合 |
特記事項 | 2010年〜2021年までヨーロッパな最前線でプレー。 |
日本を代表するサイドバック。
無尽蔵のスタミナと高い守備力でチームの勝利に貢献します。
イタリアの強豪インテルで7シーズン半すごし、計210試合に出場。
2020年ー2021年のシーズンでは、フランスの強豪マルセイユで主力として活躍しました。
また、ムードメーカーとしても知られ、ピッチ外でもチームに良い影響を及ぼします。
オリヴィエ・ジルー
項目 | 詳細 |
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名前 | オリヴィエ・ジルー(Olivier Giroud) |
生年月日 | 1986年9月30日 ※カタール大会時の年齢:36歳 |
クラブチーム | ACミラン (イタリア) |
国籍 | フランス |
W杯出場回数 | 3回(2014,2018,2022年) |
代表キャップ数 | 118試合 |
特記事項 | フランス代表歴代最多得点記録保持者。 |
フランス代表歴代最多得点記録を持つジルー。
ポストプレーが得意で、高い打点で打つ強烈なヘディングシュートが強み。
フランス代表監督のディディエ・デシャンからは絶対的な信頼を寄せられています。
リオネル・メッシ
項目 | 詳細 |
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名前 | リオネル・アンドレス・メッシ・クッシッティーニ(Lionel Andrés Messi Cuccittini) |
生年月日 | 1987年6月24日 ※カタール大会時の年齢:35歳 |
クラブチーム | パリ・サンジェルマンFC (フランス) |
国籍 | アルゼンチン、スペイン |
W杯出場回数 | 5回(2006,2010,2014,2018,2022年) |
代表キャップ数 | 172試合 |
特記事項 | バロンドール7回受賞。 |
サッカー史上でもっとも優れた選手と言われるメッシ。
35歳で迎えたカタールW杯で悲願の初優勝を達成。
チームの中心選手として活躍しました。
まとめ
上記のように、35歳を超えたベテランでも主力として活躍し、チームを牽引した選手が大勢います。
4年に1度しかない大舞台であるため、経験豊富な選手はプレー以外にもチームの精神的支柱として大きな役割を果たしてくれます。
ちなみに、カタールW杯におけるサッカー日本代表は主力に若手が多く、次回大会にピークをむかえる選手が多くいます。
既にワールドカップという大舞台を経験しているのに加え、最高の状態で本大会に出場できる選手が多くいるため、期待が持てそうですね。
また、今大会を36歳でむかえた長友や、34歳でキャプテンとして活躍した吉田麻也が次回大会に呼ばれる可能性もあります。
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