2026年6月8日に第23回サッカーFIFAワールドカップが開幕します。
2022年ワールドカップでは、ドイツ・スペインを倒したものの日本代表はベスト16で惜しくもPK戦にてクロアチア(同大会3位)に敗れ、全体順位9位で幕を閉じました。
アジアではワールドカップで最も良い結果を残し、カタール大会後のFIFAランキングもアジア最高位の20位となったものの、欧州・南米の強豪チームとはまだまだ差があります。
いったい何が足りなかったのか?そして、2026年大会ではベスト8以上の結果が残せるのだろうか?
と色々と分析した結果、史上最強と謳われたカタール大会を上回るメンバー構成が可能であることに気がつきました。
当記事では、2026年ワールドカップで活躍が期待できるサッカー日本代表有力メンバーを若手からベテランまで幅広く網羅し、徹底分析してみました。
カタールW杯メンバーの4年後は?
カタールW杯メンバーは主力に若い選手が多く、4年後のアメリカW杯でも活躍できるであろうプレーヤーが数多くいます。
4年後のワールドカップ開幕時点でも20代の選手が13人いて、ピークを迎えるである年齢層の選手が大勢います。
名前/ポジション | 生年月日 | 4年後の年齢 ※W杯開幕時(2022年6月8日) |
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川島永嗣(GK) | 1983/3/20 | 43歳 |
権田修一(GK) | 1989/3/3 | 37歳 |
シュミット・ダニエル(GK) | 1992/2/3 | 34歳 |
長友佑都(DF) | 1986/9/12 | 39歳 |
吉田麻也(DF) | 1988/8/24 | 37歳 |
酒井宏樹(DF) | 1990/4/12 | 36歳 |
谷口彰悟(DF) | 1991/7/15 | 34歳 |
山根視来(DF) | 1993/12/22 | 32歳 |
板倉滉(DF) | 1997/1/22 | 29歳 |
冨安健洋(DF) | 1998/11/5 | 27歳 |
伊藤洋輝(DF) | 1999/5/12 | 27歳 |
※ケガで離脱 中山雄太(DF) | 1997/2/16 | 27歳 |
柴崎岳(MF) | 1992/5/28 | 34歳 |
遠藤航(MF) | 1993/2/9 | 33歳 |
伊東純也(MF) | 1993/3/9 | 33歳 |
南野拓実(MF) | 1995/1/16 | 31歳 |
守田英正(MF) | 1995/5/10 | 31歳 |
鎌田大地(MF) | 1996/8/5 | 29歳 |
三笘薫(MF) | 1997/5/20 | 29歳 |
堂安律(MF) | 1998/6/16 | 27歳 |
久保建英(MF) | 2001/6/4 | 25歳 |
田中碧(MF) | 1998/9/10 | 27歳 |
相馬勇紀(MF) | 1997/2/25 | 29歳 |
前田大然(FW) | 1997/10/20 | 28歳 |
浅野拓磨(FW) | 1994/11/10 | 31歳 |
上田綺世(FW) | 1998/8/28 | 27歳 |
町野修斗(FW) | 1999/9/30 | 26歳 |
【カタール組】アメリカW杯でも選出されそうな選手14名
以下、編集部の独断と偏見により、2026年ワールドカップでも選出されそうなプレーヤーを14人選んでみました。
- 冨安健洋(DF)
- 板倉滉(DF)
- 三笘薫(MF)
- 堂安律(MF)
- 久保建英(MF)
- 遠藤航(MF)
- 田中碧(MF)
- 伊藤洋輝(DF)
- 中山雄太(DF)
- 守田英正(MF)
- 鎌田大地(MF)
- 前田大然(FW)
- 南野拓実(MF)
- シュミット・ダニエル(GK)
カタールW杯で活躍し、アメリカW杯でも招集されそうな14人をリストアップしてみました。
カタール大会で大活躍した冨安、板倉、三苫の3人は選手生命を脅かすような大怪我でもしない限り、次のワールドカップでもほぼ当確かと思われます。堂安や久保も選ばれる可能性が高いでしょう。
また、今大会を34歳で迎え、キャプテンとして活躍した吉田麻也などのベテラン選手の選出もじゅぶんにあり得ると考えられます。というのも、カタールW杯ではベテランの活躍に目を見張るものがあったからです。
近年のワールドカップはベテランが活躍する傾向あり
近年、スポーツ医科学や栄養学、リハビリに関する技術の進歩が目覚ましく、サッカーにおける選手寿命が大幅に伸びています。そのため、30代半ば~後半でもワールドカップで活躍するフィールドプレーヤーが増加。
カタールW杯で活躍したベテラン選手は以下の通りです。
選手名 | 年齢 |
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ダニエウ・アウベス (ブラジル) | 39歳 |
ペペ (ポルトガル) | 39歳 |
チアゴ・シウバ (ブラジル) | 38歳 |
モドリッチ (クロアチア) | 37歳 |
クリスティアーノ・ロナウド (ポルトガル) | 37歳 |
長友佑都 (日本) | 36歳 |
オリヴィエ・ジルー (フランス) | 36歳 |
アンドレス・グアルダード (メキシコ) | 36歳 |
リオネル・メッシ (アルゼンチン) | 35歳 |
ルイス・スアレス (ウルグアイ) | 35歳 |
エディンソン・カバーニ (ウルグアイ) | 35歳 |
ドリス・メルテンス (ベルギー) | 35歳 |
マルティン・カセレス (ウルグアイ) | 35歳 |
ヤン・フェルトンゲン (ベルギー) | 35歳 |
カタールW杯に出られなかった選手でも、41歳で現役を続行し、活躍し続けるスウェーデン代表のイブラヒモヴィッチ。38歳までイタリア代表のセンターバックとして活躍し続けたキエッリーニや、35歳でイタリア代表のキャプテンを務めるボヌッチなどの有名選手もいます。
フランスのカリム・ベンゼマは34歳にして初のバロンドールを受賞。また、イングランドのジェイミー・ヴァーディーは23歳まで工場勤務をしながらアマチュア選手としてプレーを続け、33歳で初めてプレミアリーグの得点王に輝きました。
これもひとえに、サッカー選手の選手寿命が延びているが故のことでしょう。
さらに、ワールドカップのような大舞台では、パフォーマンスにムラがある若手選手に比べ、経験豊富なベテラン選手は計算しやすいのに加え、物怖じせずチームを牽引する力を持っています。
その点で言えば、本人たちの意欲・モチベーション次第ですが、2026年アメリカ大会でスタメンとして使われなくとも「長友佑都(39歳)」「吉田麻也(37歳)」の招集もじゅうぶん可能性があります。
特に吉田麻也はカタールW杯の全試合にキャプテンとしてフル出場。34歳を迎えた2022年シーズンもシャルケで全試合スターティングメンバーに選ばれ出場しています。以前は8年間、強度の高いプレミアリーグでセンターバックとしてプレーし、「とにかく怪我が少ない頑丈な選手」として知られています。
カタールW杯のポルトガル代表ペペ(39歳)のように、2026年のワールドカップで吉田麻也が活躍する姿が見られる可能性も高いのではないでしょうか?
また、カタールW杯でベスト4に進出したチームのうち、若手主体のチームはモロッコしかありません。アルゼンチン、クロアチア、フランスは幅広い年齢層の選手が代表に選ばれ、バランスのとれた構成となっています。
若手主体のチームは勢いに乗ることのできた場合には実力以上の力を発揮し、奇跡的とも言えるような目覚ましい活躍を見せますが、一度崩れると取り返しのつかないことになりがちです。
日本もグループリーグで初戦ドイツに勝利したものの、2戦目でコスタリカに敗戦。もし、日本代表が経験の浅い若手選手で構成されていたら、第3戦目のスペインに惨敗し、グループリーグで敗退していたかもしれません。
創業メンバーは若手ばかりのベンチャー企業も大きくになるにつれ、経験豊富なベテランサラリーマンを他社から引っ張ってくるようになります。一定以上の大きさの組織となると、多様性豊かなチームの方がコンスタントに結果を残せるのはビジネスもスポーツも同じなのかもしれません。
そのため、サッカー強豪国は軒並み、幅広い年齢層の選手を揃えたバランスの良いチーム作りをしてきます。
ワールドカップでベスト8以上の上位進出を目指すのであれば、ベテランと若手の融合が必須と言えるでしょう。
関連記事:カタールW杯で活躍した35歳以上のベテラン選手8人
アメリカ大会での活躍が期待できる注目の若手選手
4年後を見据えたサッカー日本代表は、20代後半の脂ののった選手から、30代半ばのベテラン選手まで充実。カタール組からも多数選出されるであろうメンバーはかなり期待が持てます。
では、若手選手はどうでしょうか?
日本には、2026年ワールドカップで大活躍が期待できる若手選手が大勢います。
菅原由勢(DF・MF)
項目 | 詳細 |
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生年月日 | 2000年6月28日 |
2026年W杯開幕時の年齢 | 25歳 |
身長/体重 | 179㎝/69㎏ |
所属チーム (2022年12月時点) | AZアルクマール (オランダ) |
特記事項 | ・DFもMFもこなせるユーティリティープレーヤー |
身体能力が高くデュエルに強い、ポテンシャルを持った選手。
若干19歳で名古屋グランパスからオランダの強豪AZアルクマールに移籍し、レギュラーに定着。現在はオランダ屈指の右サイドバックにまで成長しました。
カタールW杯では酒井宏樹、山根視来が右サイドバックをプレーしていましたが、4年後は2人とも30代半ばとなります。2人の年齢的な衰えに加え、菅原の4年間の伸びしろを考えると、順当に行けば次回大会は右サイドバックのレギュラー格として選出される可能性が高いです。
瀬古歩夢(DF)
項目 | 詳細 |
---|---|
生年月日 | 2000年6月7日 |
2026年W杯開幕時の年齢 | 26歳 |
身長/体重 | 185㎝/72㎏ |
所属チーム (2022年12月時点) | グラスホッパー・クラブ・チューリッヒ (スイス) |
特記事項 | ・両利き |
27回のリーグ優勝を誇り、ステファン・リヒトシュタイナーなどの名プレイヤーを多数輩出したスイスの名門であるグラスホッパー・クラブ・チューリッヒに22歳で移籍。すぐにレギュラーを獲得した逸材。
空中戦、フィジカルともに強く、正確なフィードが魅力。
今後の伸び次第では、冨安・板倉をも脅かす存在となるかもしれません。
中井卓大(MF)
項目 | 詳細 |
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生年月日 | 2003年10月24日 |
2026年W杯開幕時の年齢 | 22歳 |
身長/体重 | 182㎝/70㎏ |
所属チーム (2022年12月時点) | レアルマドリード・カスティージャ (スペイン) |
特記事項 | ・11歳でレアルマドリードのカンテラに合格。その後、順調にステップアップ。 |
11歳でレアルマドリードのカンテラに合格して以降、順調にカスティージャ(レアルのBチーム)までステップアップしたサッカーエリート。
ドリブル、ボールを捌く技術、ゲームメイクにおいて突出した才能を持つ逸材です。
あとは守備力とタフネスさを身に着ければ、レアルマドリードのトップチームでも通用する選手。
レアルのアンチェロッティ監督は中井をクロアチア代表モドリッチの後釜の1人として見ており、期待を寄せられています。
スペインのペドリが21歳、ガビが18歳でカタールW杯に出場していたことを踏まえると、次回大会22歳で迎えるアメリカW杯で主力として活躍していても不思議ではありません。
谷晃生(GK)
項目 | 詳細 |
---|---|
生年月日 | 2000年11月22日 |
2026年W杯開幕時の年齢 | 25歳 |
身長/体重 | 190㎝/84㎏ |
所属チーム (2022年12月時点) | 湘南ベルマーレ |
特記事項 | ・2020年東京オリンピック日本代表の正ゴールキーパーとして、ベスト4進出に大きく貢献 |
湘南ベルマーレの若き守護神。2020年の東京オリンピック日本代表として全6試合フル出場。正ゴールキーパーとして活躍し、ベスト4まで進出した立役者の1人。
身長は190㎝あり、卓越したセービング技術を持っています。
2026年のワールドカップではA代表の正ゴールキーパーを務めていても、おかしくないのではないでしょうか。
小久保玲央ブライアン(GK)
項目 | 詳細 |
---|---|
生年月日 | 2001年1月23日 |
2026年W杯開幕時の年齢 | 25歳 |
身長/体重 | 193㎝/85㎏ |
所属チーム (2022年12月時点) | SLベンフィカ (ポルトガル) |
特記事項 | ・ナイジェリアハーフ |
ポルトガルの強豪・ベンフィカに所属する小久保。身長193㎝と高く、長い手足と反射神経を活かしたセービングが特徴。
ベンフィカでギリシャ代表の正GKを務めるオディッセアス・ヴラホディモスからレギュラーを奪うようなことがあれば、日本代表に呼ばれること間違いなしでしょう。
松木玖生(MF)
項目 | 詳細 |
---|---|
生年月日 | 2003年4月30日 |
2026年W杯開幕時の年齢 | 23歳 |
身長/体重 | 180㎝/76㎏ |
所属チーム (2022年12月時点) | FC東京 |
特記事項 | ・19歳ながら飛び級でパリ五輪世代の日本代表に選出 |
日本人には珍しい「マリーシア」が得意な、良い意味でズル賢い選手。気持ちが強く、チームを鼓舞する力を持つ若手選手の1人。
国際大会でも物怖じしなさそうなメンタリティを持っています。
既に精神面での強さが垣間見えるため、1日でも早くヨーロッパのチームに移籍して経験を積んでほしい選手の1人です。
岩田智輝(DF・MF)
項目 | 詳細 |
---|---|
生年月日 | 1997年4月7日 |
2026年W杯開幕時の年齢 | 29歳 |
身長/体重 | 178㎝/77㎏ |
所属チーム (2022年12月時点) | 横浜Fマリノス →セルティック(スコットランド)への移籍が決定 |
特記事項 | ・2022年のJ1リーグ最優秀選手賞(MVP)受賞者 ・複数ポジションをこなせるユーティリティープレーヤー |
ワールドカップのような短期決戦では非常に重宝される複数ポジションをプレイできるユーティリティープレーヤー。サイドバックからセンターバック、ボランチまで全てJ1リーグトップレベルのクオリティを誇ります。
対人プレーに強く、ボール奪取能力も優れています。身体能力が高く、スピードも運動量も文句なし。クレバーで攻撃の起点となるパスも出すことができるオールラウンダーです。
また、2022年のマリノスJ1優勝に大きく貢献。その年のMVPにも選出されました。
元日本代表の長谷部誠のようなバランスのとれた選手です。
岩田のプレースタイルを見てると、「かなり長く活躍できそうな大器晩成タイプだな」という印象を受けました。
J1リーグではトップクラスのクオリティを誇ることが既に証明されているので、ヨーロッパに挑戦してもらいたい選手の1人です。
岩田は現在(2022年12月時点)25歳。同じくボランチでプレーする遠藤航も25歳で海外に初挑戦。日本代表を牽引する選手となっただけに、岩田にもじゅうぶん可能性が残されています。
※その後、スコットランドリーグ1部の強豪セルティックへの移籍が決まりました。
鈴木彩艶(GK)
項目 | 詳細 |
---|---|
生年月日 | 2002年8月21日 |
2026年W杯開幕時の年齢 | 23歳 |
身長/体重 | 190㎝/93㎏ |
所属チーム (2022年12月時点) | 浦和レッズ |
特記事項 | ・AFC U23アジアカップ日本代表の正ゴールキーパー ・ガーナハーフ |
浦和レッズで長年にわたり守護神を務める元日本代表の西川周作から正GKの座を奪うことができれば、即座に代表に呼ばれてもおかしくない逸材です。
身長190㎝オーバーで、身体能力が高く、反射神経抜群。
今後が期待できるキーパーの1人です。
斉藤光毅(FW・MF)
項目 | 詳細 |
---|---|
生年月日 | 2001年8月10日 |
2026年W杯開幕時の年齢 | 24歳 |
身長/体重 | 170㎝/61㎏ |
所属チーム (2022年12月時点) | スパルタ・ロッテルダム (オランダ) |
特記事項 | ・2019年のFIFA U-20ワールドカップの日本代表メンバーに最年少で選出 |
小柄ながらアジリティが高く、個人技が光るプレイヤー。
攻撃のバリエーションを増やすことができ、ユーティリティー性も兼ね備えた選手です。
藤田譲瑠チマ(MF)
項目 | 詳細 |
---|---|
生年月日 | 2002年2月16日 |
2026年W杯開幕時の年齢 | 24歳 |
身長/体重 | 174㎝/74㎏ |
所属チーム (2022年12月時点) | 横浜Fマリノス |
特記事項 | ・ナイジェリアハーフ |
2022年シーズン、若干20歳にしてJ1王者である横浜Fマリノスで29試合出場。主力級の活躍を見せています。
サッカー選手にしては体格に恵まれていないものの、フィジカルが強く、抜群のスタミナを誇る期待の星。
既に日本代表(A代表)にも招集されており、パリ五輪では中心選手として注目されています。
中島大嘉(FW)
項目 | 詳細 |
---|---|
生年月日 | 2002年6月8日 |
2026年W杯開幕時の年齢 | 24歳 |
身長/体重 | 188㎝/77㎏ |
所属チーム (2022年12月時点) | 北海道コンサドーレ札幌 |
特記事項 | ・利き足は「頭」 |
大柄な体格かつ、猛烈なスプリント力を持つフォワード。
コンサドーレ札幌で森保監督のかつての師匠であるミハイロ・ペトロヴィッチ監督のもと経験を積めば、日本代表のセンターフォワードを任されてもおかしくない逸材です。
鈴木輪太郎イブラヒーム(FW)
項目 | 詳細 |
---|---|
生年月日 | 2003年1月31日 |
2026年W杯開幕時の年齢 | 23歳 |
身長/体重 | 192㎝/85㎏ |
所属チーム (2022年12月時点) | FCバダロナ (スペイン) |
特記事項 | ・ガーナハーフ |
192㎝の長身ストライカー。
スペインの名門クラブであるバレンシアが認めた逸材。
現在はスペイン4部のFCバダロナで武者修行中。
原大智(FW)
項目 | 詳細 |
---|---|
生年月日 | 1999年5月5日 |
2026年W杯開幕時の年齢 | 27歳 |
身長/体重 | 191㎝/84㎏ |
所属チーム (2022年12月時点) | デポルティーボ・アラベス (スペイン) |
特記事項 | ・2019年のFC東京U‐23時代に、J3得点王に輝く |
2023年以降の日本代表がどういったサッカーを志向するのかは不明ですが、原大智が日本代表のスタメンを張り継続的に活躍するようになれば、戦術の幅が広がることは間違いありません。
191㎝の長身を活かしたポストプレーが得意で、チャンスメイクできる貴重な日本人フォワード。
あくなき向上心を胸に、現在はスペインで修行中ですが、アラベスでスタメンを勝ち取れば自ずと代表からも声がかかるでしょう。
鈴木唯人(MF)
項目 | 詳細 |
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生年月日 | 2001年10月25日 |
2026年W杯開幕時の年齢 | 24歳 |
身長/体重 | 175㎝/70㎏ |
所属チーム (2022年12月時点) | 清水エスパルス |
特記事項 | ・2018年全国高校総体優秀選手 |
2020年に高校卒業後に清水エスパルスに入団すると、すぐにレギュラーに定着。
それ以降、コンスタントに試合に出続け、主力級の活躍をみせています。
ドリブル成功率はJ1屈指のレベルで、ゲームメイクもできる頼もしい選手です。
チェイス・アンリ(DF)
項目 | 詳細 |
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生年月日 | 2004年3月24日 |
2026年W杯開幕時の年齢 | 22歳 |
身長/体重 | 187㎝/80㎏ |
所属チーム (2022年12月時点) | VfBシュツットガルトⅡ (ドイツ) |
特記事項 | ・アメリカハーフ |
高校卒業後、Jリーグのクラブを経験せずにドイツへ渡った大器。
技術的な面ではまだまだ課題があるものの、驚異的なまでのフィジカルの強さが魅力。
「Jリーグのクラブを経験せずに成功する例は皆無に等しい」との批判がありますが、的外れな批判だと思われます。
というのも、18年間日本で育った日本人がいきなり欧州のプロリーグに行くと、「文化の違い」や「言語の壁」などサッカー以外の面で消耗し結果としてサッカーにおいても思ったように実力が発揮できないことに起因しているからです。
チェイス・アンリは9年間アメリカで生活した経験があり、「海外生活経験」「英語力」ともに既に身についているからです。
パリ五輪で活躍し、シュツットガルトのトップチームでレギュラーに定着すれば、ほぼ間違いなくA代表にも呼ばれるであろう選手です。
安部裕葵(FW・MF)
項目 | 詳細 |
---|---|
生年月日 | 1999年1月28日 |
2026年W杯開幕時の年齢 | 27歳 |
身長/体重 | 171㎝/65㎏ |
所属チーム (2022年12月時点) | FCバルセロナB (スペイン) |
特記事項 | ・2018年のFIFAクラブワールドカップのレアルマドリード戦にフル出場 |
優れた技術と判断力、ドリブル突破が魅力のプレーヤー。
2020年2月に右ハムストリング筋断裂の大怪我を負ってから、復帰と離脱を繰り返していますが、早期に怪我を克服し戦線復帰してほしいですね。
内野貴史(DF)
項目 | 詳細 |
---|---|
生年月日 | 2001年3月7日 |
2026年W杯開幕時の年齢 | 25歳 |
身長/体重 | 177㎝/64㎏ |
所属チーム (2022年12月時点) | フォルトゥナ・デュッセルドルフ (ドイツ) |
特記事項 | ・17歳でドイツに渡ったサムライ |
17歳でドイツに渡り決して恵まれているとは言えない環境の中、4年間かけて下積みを経験。ドイツ5部リーグ「デューレン」の下部組織で赤土が剥き出しになったグランドでプレイ。そこからデュッセルドルフのトップチームデビューを果たした苦労人です。
ドイツ語どころか英語すらままならない状態で渡独し、がむしゃらに努力を続けたメンタリティは一級品。
アグレッシブなプレースタイルでチームを鼓舞してくれるプレーヤーです。
日本代表の田中碧とはチームメイト。
小川航基(FW)
項目 | 詳細 |
---|---|
生年月日 | 1997年8月8日 |
2026年W杯開幕時の年齢 | 28歳 |
身長/体重 | 186㎝/80㎏ |
所属チーム (2022年12月時点) | 横浜FC |
特記事項 | ・2022年J2リーグにて、「得点王」と「MVP」の2冠を達成 |
2022年シーズンに横浜FCにて41試合出場26得点の大活躍により、J2リーグの得点王とMVPに選出されました。
横浜FCのJ2リーグ2位&J1リーグ昇格に大きく貢献。来シーズンはJ1でのプレーを見ることができます。
186㎝の長身を活かした空中戦が得意で、大柄ながら高いアジリティ能力も持っています。
J1でも得点王争いをするようになれば、日本代表にいつ呼ばれてもおかしくない選手です。
2026年W杯予想スタメン

2026年のW杯スタメン予想なんて意味がない!と言われたらそれまでですが、編集部が独断と偏見によるメンバー選考を行ってみました。
スタメン予想をしてみたものの、11人をバシッと選ぶのは難しく、20人を選出。
次のワールドカップまで4年間もあるため、全スタメンを当たるのは至難の業。
6〜7割くらい的中すればいいかな、との思いで予想しました。
ポジションごとの考察
GK
ゴールキーパーは比較的、息の長いポジションでベテランでも活躍できるポジションです。
2022年カタール大会では第二のゴールキーパーとして招集され、2026年W杯時点で34歳のシュミット・ダニエルは招集される確率が高いのではないかと踏んでいます。
遅咲きながら日本代表でのキャップ数を着実に増やし、シント・トロイデン(ベルギー)でもレギュラーに定着。
次回の大会では経験豊富な大型ゴールキーパー(197センチ)として、正ゴールキーパーを務めるかもしれません。
また、現在22歳ながら湘南ベルマーレの正ゴールキーパーを務める谷晃正も期待のかかる長身GK(190センチ)の1人です。
東京オリンピックでは正ゴールキーパーとして、全6試合でスタメン出場。国際大会かつ、東京オリンピックという大舞台を経験しています。
2026年のワールドカップ時点では25歳で、正ゴールキーパーを任される可能性もあり得ます。
DF
サッカーはポジションが後ろになればなるほど、選手生命がのびるスポーツです。
ゴールキーパーほどではないものの、ディフェンダーもベテラン選手が存分に活躍できる余地が残されています。
それこそ、2022年カタールW杯でキャプテンを務めた吉田麻也が次回大会でも招集される可能性はじゅうぶんにあり得ます。
大舞台での経験が豊富でチームの士気を高めることができる稀有な選手で、怪我が少ない「計算できる選手」だけに、W杯では非常に頼もしいです。
スタメンを張って全試合出場することが出来なくとも、チームの層を厚くし、安心感をもたらしてくれます。
また、カタールW杯でも活躍した冨安と板倉も、よほどの大怪我でもしない限り、次回大会では主力として活躍している可能性が高いです。
さらに若手では瀬古やチェイス・アンリの台頭が期待でき、センターバックの層はかなり厚くなるのではないかと考えられます。
サイドバックも同じく若手の台頭が目覚ましく、正直2026年のワールドカップで誰がスタメンを務めているかは予測不能です。
MF
ミッドフィールダーもかなり充実。
特に、ボランチに関してはワールドクラスの選手が大勢いて、レアルマドリード・カスティージャの中井などの台頭も期待できます。
日本代表は以前から「日本人にもっとも適正のあるポジション」であるミッドフィールダーの層がとにかく厚いです。
かつ入れ替わりが激しいため、2026年のワールドカップでどのようなスタメンになっているかの予想はほぼ不可能。
各選手が各々、熾烈な競争を繰り広げる中で、2026年の日本代表が取る戦術にフィットした状態のいい選手がスタメンに名を連ねることになるでしょう。
4年後にはビッグクラブに名を連ねる選手で溢れかえっていても、おかしくはないポジションです。
FW
カタールW杯では足の速いフォワードが全力でプレスをかける戦術がハマり、前田大然や浅野拓磨といった瞬足フォワードが重宝されました。
これは恐らく、グループリーグでドイツ・スペインといった強豪と同組である「死の組」に入ることになった経緯が、良くも悪くも極めて柔軟性の高い監督(森保一)である指揮官の戦術および選手選考に大きく影響したと考えられます。
2026年のワールドカップではどのような戦術を用いるか不明ですが、カタールW杯で強豪相手に結果を出した「前線に俊足フォワードを置いたカウンター主体の戦術」は引き出しの1つとして継承されることとなるでしょう。
そんな中、見た目が大人びているためベテラン選手と勘違いされがちですが、前田大然は次回大会28歳で迎えることになります。
選手としてもっとも脂ののった時期となるため、最高のコンディションで2026年ワールドカップを迎えられる可能性が高いため、選出されるのではないかと考えられます。
また、伊藤純也は次回大会33歳で迎えることになりますが、違いを生み出せる俊足フォワードのジョーカー(切り札)として起用されるようになるのではないかと思います。
さらに、4年後は監督が誰であれ、さらに戦術の引き出しが増えると予想されます。
正直なところ2022年ワールドカップはくじ運があまりにも悪すぎたため、グループリーグ突破(ドイツ・スペイン攻略)のためにリソースのほとんどを費やしていたのか、戦い方が一辺倒になっていた感があります。
ボール保持している際の歯車がかみ合っていない感じを見るに、ボールポゼッション時の戦略練習などに時間が割けなかったかつ、ポストプレイヤーの不在などが起因しているように感じました。
近年の日本ではポストプレーができる大型フォワードの卵が多数生まれてきており、原大智や中島大嘉、小川航基など4年後のレギュラー格として期待できる選手もいます。
2022年のサッカー日本代表は史上最強と言われていますが、若手も多く、4年後にも活躍できる選手がたくさんいます。
さらに、2026年ワールドカップは出場国が36か国から、48か国に激増。
2022年カタールW杯でドイツ・スペインと同組になる「死の組」に入る可能性は極めて低いため、グループステージ突破後を見据えた戦術練習なども組みやすくなるはずです。
2022年を超えるメンバー選出が現実味を帯びている上に、ほぼ確実にカタール大会より優しいグループに入る可能性が高いため、悲願のベスト8進出も期待できる大会となるでしょう。
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