世界各国の経済力を測るための指数の1つである「ビッグマック指数」。マクドナルドで販売されているビッグマックの価格を比べる分かりやすい比較で、1986年に英「エコノミスト誌」が考案してから毎年、報告されています。
かなりザックリとした指標ですが、その分かりやすさから経済力を表す際によく用いられます。
そんなビッグマック指数ですが、2022年7月のエコノミスト誌の報告によれば、なんと成長著しいベトナムが日本のビッグマック価格を超えたというのです。
GDP(国内総生産)では日本3位、ベトナム39位と依然差があるものの、その差は縮まりつつあります。
日本はここ20年以上、先進国では最低の経済成長率を維持していますが、諸外国とのビッグマック指数の上昇幅を見比べてみると分かりやすいかもしれません。
日本 | ベトナム | 韓国 | 中国 | ドイツ | アメリカ | スイス | |
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1995年 | 390円 | ー | 250円 | ー | 290円 | 200円 | 440円 |
2022年 | 390円 | 410円 | 480円 | 490円 | 660円 | 710円 | 920円 |
上昇幅 | 1.0倍 | ー | 1.9倍 | ー | 2.3倍 | 3.6倍 | 2.1倍 |
円安が長引けば長引くほど、日本で働く外国人労働者は国内での労働に魅力を感じなくなり、母国への帰国や他国への移住が余儀なくされるかもしれません。
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