【イタリア】高卒で職を転々としながらも初の女性首相に上り詰めたアニオタ・メローニ氏の苦労人遍歴

メローニ首相 海外ニュース

ここ最近、ヨーロッパでは国のトップが変わることが増え、イギリスでは初の非白人・ヒンドゥー教徒のスナク氏が首相に就任。そして、イタリアでは史上初の女性首相としてメローニ氏が就任しました。

日本メディアでは「極右」と呼ばれ、彼女のことを恐れている論調が散見されます。

しかし、メローニ氏の経歴を見てみると、イタリア初の女性首相になるまでは苦労の連続だった模様。母子家庭でローマの公営団地で育ち、職業高校卒業。職を転々としつつも、政治活動を続けました。

「極右政治家」とレッテルを貼るのは簡単かもしれませんが、彼女の半生を辿ってみると非常に興味深い経歴の持ち主だということが分かります。

主典:メローニ氏の公式Facebook(Giorgia Meloni

また、一部ではメローニ氏が可愛いとの声も。かなりのアニオタとして知られ、ファンから送られた「メローニちゃん」というキャラクターが大のお気に入り!

海外の掲示板では「またイタリアは日本と手を組むのか…」などのコメントが見受けられました。

そんなメローニ氏のキャリアを一緒に見ていきましょう。

スポンサーリンク

メローニ氏の略歴

メローニ氏
出典:メローニ氏の公式Facebook(Giorgia Meloni

メローニ氏の略歴を簡単にまとめると、以下のようになります。

項目詳細
名前Giorgia Meloni(ジョルジャ・メローニ)
生年月日1977年1月15日
出身イタリア・ローマ
学歴観光業・ホテル業を学べる職業高校「アメリゴ・ヴェスプッチ学校」を最優秀の成績で卒業
職歴・ウェイトレス
・ベビーシッター
・バーテンダー
・政治家
政治家としてのキャリア・2006年:下院議員に初当選
・2008年:第3次ベルルスコーニ政権時に史上最年少で入閣
・2013年:下院議員に再選
・2018年:下院議員3選
・2022年:イタリア首相就任
政党・イタリア社会運動(1992-1995年)
・国民同盟 (1995-2009年)
・自由の人民 (2009-2012年)
・イタリアの同胞 (2012年-)
主張・右翼ポピュリスト(しばしば極右政治家として紹介される)
・大型減税
・子育て支援の充実
・中絶、同性婚に反対
・移民の受け入れに反対
・EUに対して懐疑的な見方をし、EU離脱の可能性も示唆している(ただし現時点では、EUと協調)
・台湾との緊密な関係を支持している
・イタリアの国益最優先を主張
身長163センチ
家族・Andrea Giambruno(パートナー)
・パートナーとの間に子ども1人
その他・大のアニメファン(アニオタ)
・コスプレイヤー

初期の経歴

メローニ首相
出典:メローニ氏の公式ホームページ(giorgiameloni.it-Biografia

メローニ氏は1977年にイタリア・ローマにて生を受け、ガルバテッラ地区にある労働者階級用公営団地で母子家庭で育ちます。

メローニ氏の父は税理士として働いていましたが共産主義に心酔し、妻子を捨ててスペインのカナリア諸島へ移住。後に、彼女の父親はスペインにて麻薬密売の罪で有罪判決を受け、9年の実刑判決を言い渡されました。

1992年、15歳の時に政治活動に参画。MSIの党青年団「青年戦線」で活動を続けながら、観光業・ホテル業を学べる職業高校「アメリゴ・ヴェスプッチ学校」で学び、最優秀の成績で卒業。

その後は、

  • ウェイトレス
  • ベビーシッター
  • バーテンダー

などの職を転々としながらも、政治活動を継続していきます。政治に対する並々ならぬ情熱を感じますね。

政治家としてのキャリア

主典:メローニ氏の公式Facebook(Giorgia Meloni

長年にわたり政治活動に関わってきましたが、2006年に下院議員に29歳の若さで初当選。

31歳の時に史上最年少の若さで、第三次ベルルスコーニ政権時に閣僚に入りました。

その後は順調に政治家としてのキャリアを継続していきます。

イタリア初の女性首相に就任

政治家として充実したキャリアを歩んできましたが、2022年に45歳の若さでイタリア初の女性首相に就任。

今後の活躍に期待されますね。

まとめ

日本のメディアでは「極右政治家」として紹介され、EU離脱なども示唆した発言が取り沙汰され、世界情勢が不安定化するのではないかとの見方がされています。

しかし、メローニ氏の詳細な経歴などはあまり紹介されず、その人柄などはあまり知られていませんでした。

人となりを調べてみると、意外と興味深い経歴の持ち主で、首相に就任するまで色々と苦労されてきた様子です。

過去の苦労が政治手腕に影響するのかは分かりませんが、今後も目が離せない政治家の1人です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました