水原希子氏、性犯罪に関して独自の見解を披露←全てデタラメで大炎上

海外ニュース

『ABEMA』で放送された番組『BAZOOKA!!! #17』に出演。外国人セクシー女優であるジューン・ラブジョイ氏にインタビューをするという動画内で水原希子氏が可燃性の高い発言をし、ネット上で大論争を巻き起こしています。

炎上の発端となったのは以下のツイート。

水原希子氏は以下の内容を主張。

  • 痴漢って日本独特の文化だよね、他の国にはないから。日本だけだと思います。日本の悪い部分です。
  • 日本のiPhoneだけですよ音が出るの。恥ずかしくない?他の国iPhone音出ないですよ。盗撮が多いから。異常なんですよ日本は。

この2点の主張は全てデタラメであり、根拠がありません。当然ながら、大炎上しました。

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日本人を異常者扱い?性犯罪に関する独自の見解が大ウソだと大炎上

根拠のない当人の感想をもとに、日本人に対して「異常」「恥ずかしくない?」など煽り文句を連発。

これに対し、ネット民は激怒。

また、お笑いタレントのほんこん氏は以下の発言をしています。

女性の有名人の方が“日本人は痴漢が多い”とか“盗撮が多い”とか言うてるやろ。それ、俺ら全員に名誉棄損ちゃうんか

引用:ほんこん「日本人は痴漢・盗撮が多い」発言にあきれ「俺ら全員に名誉棄損ちゃうんか」-スポニチ

ちなみに、iPhoneのシャッター音の件については、篠原修司氏がファクトチェックを行い「盗撮が多いから」というのは根拠無根だということを示してくれています。

また、水原希子氏の一連の発言を「人種差別」、「ヘイトクライム」と受け取る方も多くいるようです。水原希子氏を広告起用している企業も対応を迫られる可能性があります。

一方では擁護の声も…

一方では擁護の声も上がっています。

水原希子氏を批判している人たちは、

  1. 「痴漢って日本独特の文化だよね、他の国にはないから」
  2. 「日本のiPhoneだけですよ音が出るの、盗撮が多いから」

という水原希子氏の虚言を批判。

しかし、擁護派の方々は「日本は痴漢が多い」ことを論点にしている印象を受けました。

水原希子の略歴

出典:Dick Thomas Johnson
項目詳細
名前水原希子
(本名:オードリー・希子・ダニエル)
出生アメリカ合衆国・テキサス州
アメリカ人の父と韓国人の母との間に生まれる
2歳のときに神戸市に移住
国籍アメリカ合衆国
職業ファッションモデル、女優
出演歴・ノルウェイの森
・ヘルタースケルター
・失恋ショコラティエ
・進撃の巨人
その他・パリでモデルになるのが夢だったが、低身長を理由に挫折。日本に帰国した。
・細野晴臣の大ファン

各国の性犯罪被害に関するデータ(2022年最新版)

水原希子氏は以前から、数多くの問題発言を繰り返してきました。

今回は「痴漢は日本独自の文化」といった発言をし、炎上。Twitter上で大きな議論を巻き起こしています。

フェミニストを自称するTwitterアカウントでは、下記のように「日本は性犯罪大国である」などの意見も見受けられました。

 日 本 は 痴 漢 も 盗 撮 も レ イ プ も 多 い ん だ よ ! ! !!

(中略)

素直に性犯罪大国って認めれない日本男児の反論、あまりにも見苦し過ぎるヨ😅

(原文ママ)

@hlo_57該当ツイート

ただ、実際はどうなのか?日本は性犯罪大国なの?と気になった方も多いと思うので、各種データを活用しながら、検証してみたいと思います。

本来であれば、「痴漢のみを取り扱ったデータ」があれば良かったのですが、そういったリサーチは行われていないようでした。
「国ごとの電車利用頻度」は大きく異なり、そもそも電車がない国・地域も沢山あるため、国際比較などは難しいのかもしれません。

痴漢は性犯罪の一種です。痴漢被害が爆発的に多いのであれば、性犯罪被害全体の総数も必然的に増えるはずです。

そこで、ここでは世界各国の性犯罪数(10万人当たりの性犯罪被害件数)の国ごとの比較をランキング形式で見ていきましょう。

以下のデータは「World Population Review」が発表した2022年の最新版です。

順位国名地域レート
1位ボツワナアフリカ92.93
2位レソトアフリカ82.68
3位南アフリカアフリカ72.10
4位バルミューダ北大西洋・カリブ海67.29
5位スウェーデンヨーロッパ63.54
6位スリナム中南米45.21
7位コスタリカ中南米36.70
8位ニカラグア中南米31.60
9位グレナダ北大西洋・カリブ海30.63
10位セントクリストファーネイビス北大西洋・カリブ海28.62
11位オーストラリアオセアニア28.60
12位ベルギーヨーロッパ27.92
13位アメリカ合衆国北米27.31
14位イギリスヨーロッパ27.29
27位フランスヨーロッパ16.19
30位韓国アジア13.50
42位ドイツヨーロッパ9.38
81位シンガポールアジア2.68
97位カナダ北米1.69
105位日本アジア1.02
参照:Rape Statistics by Country 2022

日本は119ヶ国中、105位であり極めて性犯罪の少ない国だと言えるでしょう。

しかし、なぜ日本の痴漢ばかり殊更に取り上げられるのか?

おそらく、性犯罪にはお国柄があり、日本では電車内で行われる「痴漢」という性犯罪が世界中で悪目立ちしてしまっている格好となっているようです。

痴漢という犯罪形態は、車社会の国ではほぼ見ることのないものなので、海外の一部の地域の人達からは珍しく見えるのも無理はありません。

例えば、おとなり韓国では外国人女性(特に白人女性)を狙った性犯罪被害が急増し、韓国国内で社会問題化しています。

各国特有の犯罪被害を減らそうと日々、警察や関係者が努力されています。

一刻も早く、世界中の性犯罪が減少するよう願うばかりです。

参考:世界の乗降客数が多い駅ランキング

水原希子氏は痴漢を「日本独自の文化」と断言しましたが、本当にそうなのでしょうか?

データに基づけば、日本は諸外国に比べ圧倒的に性犯罪の少ない国(105位/119ヶ国中)ですが、痴漢が悪目立ちしてしまうのは、日本人の電車の利用頻度の高さにも少なからず相関関係があるかもしれません。

以下は世界の乗降客数ランキングです。

順位駅名国名客数
1位新宿駅日本350万人
2位渋谷駅日本310万人
3位池袋駅日本253万人
4位大阪(梅田)駅日本229万人
5位横浜駅日本216万人
6位北千住駅日本148万人
7位東京駅日本115万人
8位名古屋駅日本114万人
9位ハオラ駅インド100万人
10位品川駅日本97万人
11位パリ北駅フランス92万人
12位高田馬場駅日本88万人
13位難波駅日本88万人
14位新橋駅日本85万人
15位秋葉原駅日本70万人
16位天王寺駅日本70万人
17位三ノ宮駅日本66万人
18位ターネー駅インド65万人
19位大宮駅日本65万人
20位京都駅日本65万人
26位ソウル駅韓国63万人
33位台北駅台湾53万人
43位ローマ・テルミニ駅イタリア48万人
51位ハンブルク中央駅ドイツ45万人
70位博多駅日本38万人
80位チューリッヒ中央駅スイス36万人
84位フランクフルト中央駅ドイツ35万人
参照:List of world’s busiest stations(世界の乗降客数ランキング)

なんとTop20位までのうち、17駅が日本から選出されています。世界最大の鉄道利用国と言っても過言ではないでしょう。

車社会であり、通勤電車に乗る習慣のないアメリカ人(特に田舎のひと)などからすると、なかなか想像するのが難しい事象なのかもしれません。

また、痴漢に関しては日本ばかり目立っていますが、イギリスだろうがフランスだろうが、どこの国にも存在します。筆者も東南アジアとヨーロッパでの海外在住経験がありますが、いずれの国でも「痴漢被害に遭遇した」という日本人女性を知っています。

日本で痴漢が行われていることに対しては、ひどく恥ずかしく残念なことです。
確かに、この動画内でジューン・ラブジョイ氏が言うように「痴漢も結構多いと思います」という発言は正しいです。

しかしながら、水原希子氏の言うように「痴漢って日本独特の文化だよね、他の国には無いから」「日本だけだと思います」という発言は明らかな誤認識であり、ウソであると断言できます。


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